第41回 『暑い。茹りそうだ』


8月15日
郵政民営化法案に反対した小林興起の刺客に、小池百合子が東京十区から出ることになった。  
出す奴も出す奴だが、出る女にも俺は目を背ける。
こんな手合いは政治なんかしちゃいけない。作家でもやっていればいいんだ。  
暑過ぎるから、デブの俺は機嫌が悪い。  ビールを呑もうとキッチンに行ったら、食器棚のタンブラーがポカポカしている。  
自動食器洗い機で、洗ったばかりなのかと思ったら、そうでもない。  
ガラスのコップは人間の女みたいに、ほって置いて自動的に発熱するようなものじゃないんだ。  
キッチンで小池百合子に出くわした俺は、暫く薄気味悪くて立ち尽くしたが、もともと、とても科学的な男だから、すぐコップが発情したんじゃないと分かる。  
ただ単に、食器棚に入れておいたコップが、連日の熱気で温まっていただけだ。  
これでは缶ビールがいくら冷えていても、ぬる燗のビールになっちまう。  
ビールを呑むタンブラーを、冷蔵庫に入れておけばいいのだが、俺んちの事情がそれを許さない。  
キッチンの冷蔵庫には上から下まで、女房殿の食べ物が詰まっている。  
もし、俺のコップを入れて女房殿のヴァニラ・アイスクリームを溶かしちまって、ただの甘いヴァニラ風味の牛乳にしちゃったら、どんな目に遭わされるかと思うと、その途端に膝がカタカタ震え出す。  
仕方がないから俺は、野菜室にあったキャベツを出して、コップを一つだけ入れる。  
キャベツは溶けないし、少々の時間では腐りもしない。  
それにしても俺は、なんで作家なんかこの暑いのにやっているんだ。
ビールを呑む入れ物にしても、ちょっと思い出しただけで、コップ、グラス、タンブラーそれにジョッキと四つもある。  
どれを撰べばいいんだ。  ビールを呑まないと、俺はボケる。  

あぁ、よそんちでは、どうしているんだろうと、俺は滝川クリステルちゃんちや、それに上戸彩 ちゃんちと蒼井そらチャンちの冷蔵庫を想った。  
三人共ビールの他に、ネクタリンも冷やしてあるに違いない。俺はネクタリンを食べる女が気に入ってる。
野菜室ではコップはなかなか冷たくならないんだ。  
俺は冷えたコップで、チンチンに冷たいビールが呑みたい。

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